此
cǐ[ci3]第 3 声
これ、この
EN: this; these
HSK 3音読み/訓読み: シ
深掘り解説
日本語 · これ、この
音読み/訓読み: シ
キャッシュ済み
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1. 意味
これ、この(指示代名詞)
ここに、この時にこの人、この事
用例
- 此地cǐ dìここ、この地
- 彼此bǐ cǐお互い、こちらとあちら
2. 発音
/[tsʰi²¹⁴]/声調: 214
此
cǐci3
++
ˇ(214)
=cǐ音節の組み立てと発音の架け橋
ステップ合成ci
声調記号の表記位置: 声調記号は主母音の優先順(a > e > o;-iu/-ui では後ろの母音)に基づき「i」の上に付きます。
声母 (頭子音)
c
分類: 舌先音・有気音
日本語での発音近似: ツ(破裂を伴う歯茎破擦音)
有気音
気息チェック: 上前歯の裏から勢いよく鋭い息を『ツァッ』と噴き出します!
舌と唇の位置: 舌先を上の歯の裏にぴったり付け、息を勢いよく吐き出しながら隙間から摩擦音を伴って破裂させます。
韻母 (母音・末尾音)
i (-i*)
母音グループ: -a 母音グループ
日本語での発音近似: イ(日本語の「イ」に近い)
注意: 表記は「i (-i*)」ですが、円唇の「i」[y] として発音します。
口形ガイド: 声母 [zh-](ジャ)と韻母 [-i](ウ/イ)を滑らかに繋げます。
注意点・間違いやすい点: zh- の後の「i」は「イ」と発音せず、舌の位置を保ったまま「ウ」に近い母音を響かせます。
声調
T3 (214)2 → 1 → 4 (214)
第3声 (低抑調 214)
声調とアクセント規則: 第3声は、ドレミの「レ」から「ド」へ下がって、再び「ミ」へ跳ね上げるような音程の曲線を描きます。
変調 (サンディ): 第3声が連続する場合、前側の文字が第2声に変調します(例:此起彼伏など)。
👂
聞き取りの注意点: 日本語の「シ」や「ツ」とは異なり、舌先を上の歯の裏に近づけて鋭く息を破裂させる「c」の音から始まる点に注意してください。
👋
声調ハンドジェスチャー: 第3声は、手のひらを一度みぞおちのあたりまで下げてから、右斜め上へグッと引き上げるジェスチャーをします。
3. 文字
字形構造: 左右構造 · 画数: 6 画
筆順・字形のバランス: 左側の「止」と右側の「匕」が互いに調和するように配置します。全体として縦長の長方形に収め、右側が少し高くなるバランスを意識します。
4. 構成
部首 止 · 止部(とめる) (足跡、止まること)
意符 (形旁): 止 (足がそこに留まることを示す意味)
音符 (声旁): 匕 (原音: シ(音を示す要素))
足を表す「止」と、変化を表す「匕」が合わさり、「足がまさにそこにある=これ」という意味を形作っています。
- 止 足跡・とまる
- 匕 スプーン状の形・変化する
声旁字族 (形声字家族)
18· 声符の語根: 此 (cǐ) 5. 歴史
六書分類: 会意文字 (会意)
字源・起源: 古代の甲骨文や金文では、「止(足)」に「人」の字などが組み合わさり、自分の足元にある場所や対象を指し示す様子を表していました。
意味の変遷: 元々は「足がそこに至る」「足元にある」という具体的な場所・空間の近さを表していましたが、やがて抽象的な指示代名詞(これ、この)として広く使われるようになりました。
- 古典漢文においても「此」は現代と同様に「これ・この」の意味で頻繁に用いられてきました。
6. 漢字文化圏
🇻🇳
漢越音 (ベトナム漢字音)
thử
中国語の第3声(cǐ)は、ベトナム語の問いかけるような hỏiトーンやthửの持つニュアンスに通じる響きがあります。
🇯🇵
漢字 (Kanji)
音読み: シ / 訓読み: これ、この
🇰🇷
韓国漢字音 (Hanja)
차
発音の対応規則: 中国語の「cǐ」は、日本語の漢音「シ」へと変化し、「此処(ここ)」や「此度(このたび)」などの熟語で使われています。
7. 記憶法
記憶ストーリー
足元(止)をスプーン(匕)ですくうように、「これ(此)」こそが私の探し物だと思い定める情景をイメージします。
声旁字族 (形声字家族)
些
いくつかの、少しの、少量の+ 二 (に (二))
柴
まき、たきぎ、痩せている、姓+ 木 (木・樹木・木材)
紫
紫(むらさき)+ 糸 (糸・布・色・つながり)
雌
雌(メス・雌の)+ 隹 (ふるとり (隹))
混同しやすい漢字 (形近字)
比
「比」は左側が「匕」の形をしており、比べ合う意味になります。左側が「止」なのが「此」です。
北
「北」は背中合わせの二人の人間を象っており、「此」の足のパーツとは形が異なります。
8. 定着テスト
想起テスト
___ 事情我非常清楚。
ヒント:
cǐ学習者が陥りやすいミス
日本語の「この」や「これ」の感覚で、現代口語の単独主語として「此」をそのまま多用してしまうこと。現代中国語の日常会話では通常「这(zhè)」が使われ、「此」は主に書き言葉や熟語(此地、此时など)で使われる点に注意が必要です。
復習プロンプト
認識 (読み): 漢字「此」を見たら、ピンインと日本語の意味を答えてください。
想起 (書き): 「これ」「この」という意味を表す文語的な漢字1文字を書きなさい。
生きた動画コンテキスト
実際のYouTube動画で、ネイティブスピーカーがこの単語を発音・解説する様子を視聴できます。
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